登録販売者

登録販売者は本当に意味ない?資格取得から7年働いたリアルな声を紹介

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「登録販売者の資格を取得しても意味ない?」

「ドラッグストアで働きたいけど、登録販売者の資格必要かな?」

こんなお悩みはございませんか?登録販売者で検索すると「意味ない」というワードが出てきました。

結論からいうと、登録販売者の資格は意味ないというのは、嘘です。

資格取得には多くのメリットがあり、キャリアアップや将来性にも大きく影響していると感じました。しかし、反対に取得して意味なかったなと思うところもあったのは事実

この記事では、実際に登録販売者として7年間働いた経験に基づいて、資格取得のメリットとデメリット、将来性などを詳しく解説します。

登録販売者で2児のママ
登録販売者×Webライターママのなこ
子育てと仕事を両立させながら、登録販売者試験を合格。 ドラッグストアで10年間勤務。 現在は、Webライターとしてフリーランスに。 これから登録販売者試験を受ける人やドラッグストアで勤務を考えている子育てママさん、ドラッグストアで働く主婦、これからWebライターを始めたい人に向けた、有益な情報を発信していくブログです。
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最後まで読むことで、あなたにとって登録販売者の資格が本当に必要かどうか、そして取得を目指すかどうかを判断することができます。じっくりとお読みください。

1. 登録販売者の資格って本当に意味ない?答えは嘘

登録販売者の資格は、意味ないとよく言われますが、答えは嘘

なぜなら、登録販売者の資格を取得することで、資格手当を貰ったり、就職や転職にも有利になるからです。

店舗にもよりますが、資格手当は毎月5,000円から10,000円程度支給されます。1万円毎月プラスされるとしたら、1年間で12万円も給料がアップします。

そもそも登録販売者とは、ドラッグストアで販売する一般用医薬品を販売できる資格。この資格を取得することで、医薬品の知識も得られ、自分で薬を選べます。家族や子どもがちょっとした病気や症状のときに、その知識を活かすこともできて役に立ちました。

まったく意味ないということはないんです!ただし正直、意味ないなと思う理由もあったので、その理由を次の章でお話しします。

2. 登録販売者の資格って本当に意味ないと思われる理由5つ

登録販売者の資格は、本当に意味がないのでしょうか。その思われている理由を5つ解説します。

実際に働いてみて、私もあんまり意味なかったなぁと思うこともあったので、それも踏まえて理由を考えてみました。順番にお読みください。

登録販売者が意味ないと思われる理由5つ
  • 医薬品以外の販売もしなければならない
  • レジ打ちなど無資格者と同じ仕事をしなければならない
  • 薬剤師や看護師に比べて認知度が低く比較される
  • 資格を取得したとしても有資格者としてすぐに働けない
  • キャリアアップや異業種転職が難しい

2-1. 医薬品以外の販売もしなければならない

登録販売者の仕事は、医薬品の販売です。医薬品を購入しにドラッグストアへ訪れたお客様に対して、接客をします。

なこ

実際に薬の相談にのったり、感謝されたり色んな経験をしました。

人の役に立っているなぁっと実感できる仕事です。しかし現実は、医薬品のカウンセリング以外の業務をこなす必要があります。カウンセリングがあまりできず、やりがいを感じない場面も多かったです。

2-2. レジ打ちなど無資格者と同じ仕事をしなければならない

先ほども少し触れましたが、レジ打ちなど無資格者と同じ仕事をしなければならないことも意味ないといわれる原因の1つです。

なこ

レジ打ちをしたくないのに、レジ打ちばかりでしんどいということもありました。

とくにドラッグストアで働く場合、ペットボトルなど思い商品の品出しが大変など「思っていたのと違う」と後悔する人もいるでしょう。長時間の立ち仕事を無資格者と同じようにしなければならないため、意味ないと考えてしまいます。

2-3. 薬剤師や看護師に比べて認知度が低く比較される

登録販売者は、薬剤師や看護師に比べてお客様の認知度が低く、比較されます。

医薬品や健康へのアドバイスをしたとしても「え、薬剤師じゃないの?」と苦い反応をされることも。

なこ

登録販売者の資格を知らない人もいるため、信用してくれないこともしばしば。

また、医薬品の販売は、第2類医薬品と第3類医薬品のみです。第1類医薬品や薬局で行える調剤業務は行えません。登録販売者が行える業務には、制限があるのです。薬剤師や看護師に比べられてしまうことも、意味ないと思われる理由です。

2-4. 資格を取得したとしても有資格者としてすぐに働けない

登録販売者の資格を取得したとしても、有資格者としてすぐに働けません。

もっと詳しく言うと、1人前の登録販売者として一般用医薬品を販売できるのは、勤務先での実務経験が必要です。もっと具体的にいうと、1年以上実務経験が必要なのです。(参考:厚生労働省「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則の一部を改正する省令案について(概要)」)

なので、未経験の状態で資格を取得した場合は「研修中」となります。1人では売り場に立てず、あなたの他に登録販売者の資格者や薬剤師がいなければ資格者として認められないのです。

2-5. キャリアアップや異業種転職が難しい

もう1つは、キャリアアップや転職が難しいということです。

登録販売者の資格を取得したとしても、パートから社員へ上がれない、店長になれなかったなど、役職や待遇に変化が起きないこともあるということです。

また、異業種転職も難しいでしょう。登録販売者は医薬品を販売できる資格なので、異業種では意味をなさない場合が多いです。

異業種を考えている場合は、資格取得が意味がなかったと思われます。

ただし、異業種転職が難しいですが、無理というわけではありません。登録販売者の資格を活かして、スーパーや家電量販店、コンビニエンスストア、化粧品系の通信販売会社、サロンなどに転職できるケースもあるようです。

2. 登録販売者の資格を取得し働いて分かった3つのメリット

登録販売者の資格は意味ないといわれますが、意味ないわけではなかったと考えています。実際に取得し、ドラッグストアで働いて分かったメリットを解説します。

登録販売者として働いて分かったメリット3つ
  • 給与が上がる
  • 一度登録販売者になれば、ずっと資格者でいられる
  • 全国どこへ行っても食べていける

2-1. 給与が上がる

登録販売者の資格を取得していると、給与が上がります。

店舗や職場にもよると思いますが、約5,000円から10,000円ほど資格手当が貰います。パートやアルバイトの場合でも、時給がアップする場合が多いです。

なこ

私の場合は、5,000円給与がアップしました。職場や状況にもよりますが、資格手当を貰えるケースがほとんどです。

2-2. 一度登録販売者になれば、ずっと資格者でいられる

登録販売者の資格を取得すれば、ずっと資格者でいられます。

免許や他の資格と異なり、更新料金が必要というわけではありません。

ただし、正規の登録販売者になるには、直近5年間で1年以上かつ1,920時間以上が必要です。つまり、3年以上ブランクがある場合は、また研修中の状態に戻ります。

正規の登録販売者になるためには、直近5年以内に1年以上かつ通算1,920時間以上の実務経験が必要です。

実務経験が一定に達していない場合は、たとえ試験に合格していても、単独で医薬品を販売することができません。他に登録販売者や薬剤師が居る必要があるのです。

参考:厚生労働省「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則の一部を改正する省令案について(概要)

なこ

私自身、現場で働いてはいませんが、資格は保持したままです。これは本当にありがたいことだと感じています。

2-3. 全国どこへ行っても食べていける

登録販売者の資格は、全国どこへ行っても食べていける資格という点もメリットの1つです。

ドラッグストアや医薬品を販売している場所はたくさんありますよね。そのため、夫の転勤などの事情で引っ越す場合も、就職・転職がしやすいです。

厚生労働省の調べによると、有効求人倍率は2.22倍です。

有効求人倍率とは、求職者1人に対して何件の求人があるかを示す数値で「就職のしやすさ」の目安になる指標です。求職者100人に対して求人が200件あるとき、有効求人倍率は2.0倍となります。

2.22倍ということは、就職しやすい傾向にあることを意味します。

なこ

実際に、私の同僚も結婚を機に引っ越し後をした後、他の企業で登録販売者として働いていました。

3. 登録販売者の資格を取得して分かったデメリット3つ

では、登録販売者の資格を取得して分かったデメリットも解説します。

こちらも、私が取得して思ったデメリットです。

登録販売者の資格取得のデメリット3つ
  • 外部研修を受けなければならない
  • 実務から離れて3年たつと、正規の登録販売者でなくなる
  • ドラッグストアの業界から離れると資格を活かせない

3-1. 外部研修を受けなければならない

登録販売者の資格は、更新料とかは掛かりませんが、毎年外部研修を受けなければなりません。

厚生労働省の『登録販売業者の資質の向上のための外部研修に関するガイドライン』によって年1回外部研修の受講が義務付けられています。

店舗や企業に所属している場合、案内や受講指示があります。各都道府県で行われる集合研修とeラーニングを使って勉強をします。

私の働いていたドラッグストアでは、外部研修中も給与がでましたが、そうでないところもあるみたいです。

医薬品を販売するためには、日々勉強をしなければなりませんが、ちょっとめんどくさいなと思う瞬間もありました。(笑)

3-2. 実務から離れて3年たつと、正規の登録販売者でなくなる

先ほどもお話ししましたが、実務から離れて3年たつと、正規の登録販売者でなくなり、「研修中」の登録販売者になってしまいます。

なこ

私も、実務から3年離れていますので、正規の登録販売者ではありません。

もし、もう一度ドラッグストアなどに就職を考えたときは、他の登録販売者や薬剤師が居なければ薬を販売できないません。

登録販売者の求人はたくさんありますが、実務経験を持っている人のみを募集していることもあり、就職できず、実務経験を積めないなんてこともあるようです。

登録販売者を取得して、子育てなどを理由に離職後に就職や転職を考えている場合は、必ず覚えておきましょう。

3-3. ドラッグストアの業界から離れると資格を活かせない

ドラッグストア業界から離れると、資格を活かせない点もデメリットです。

ぶっちゃけ、現在はWebライターや編集の仕事をしており、私も登録販売者の資格を活かせてないなぁと思っております。

しかし、登録販売者の経験やドラッグストアで得た知識を活かして、ライティングの仕事を得る機会もあったのは事実ですが、登録販売者だからこの仕事が得られた!ってものは無かったですね。

4. ぶっちゃけ登録販売者の将来性ってどうなの?

登録販売者の資格の取得を迷っている方の中には、将来性が気になる方も多いですよね。

結論からいうと、登録販売者の将来性はあります。

あると思います。

医療費の圧迫が原因で国が、セルフメディケーションを推進していますし、インターネットを通じた販売など、市場も広がっております。

薬剤師よりも低いコストで一般用医薬品を販売できるため、今後の需要も拡大していくと思います。

子育てや介護など家の事情で離職しなければならないけど、落ち着いたら働きたい場合って、なかなか安定した給料をもらえる仕事って見つからないですよね。それに、転勤など家庭の都合で退職せざるを得ない場合などもあると思います。

まさにそういった方にぴったりの資格です。薬剤師や看護師のように大学で学ばなければならないなどのしがらみもありません。手に職を付けたい方は、検討してみてはいかがでしょうか。

5. 後悔しない?登録販売者の資格勉強を始める前に知っておくべきこと

登録販売者の資格勉強を始める前に、後悔しないためにも、知っておくべきことを解説します。

5-1. 登録販売者に向いている人・向いていない人

まずは、登録販売者に向いている人・向いていない人を解説します。

登録販売者に向いている人

社交的で向上心のある人

登録販売者は、医薬品や健康などについてお客様を相手にヒアリングしたり、提案したりします。積極的に人とコミュニケーションを取るのはもちろん、医薬品についての知識を学ぶ意欲がある人に向いています。

登録販売者に向いていない人

一人でもくもくと作業したい人

反対に、一人でもくもくと作業したい人や接客をしたくない人は、あまり向いていません。お客様とお話しする機会も多いため、疲れてしまいます。

5-2. 資格取得のための勉強方法

登録販売者資格の勉強の方法は、独学か通信講座を利用する方法があります。

①独学

独学ですと、1つの参考書にしぼり、その1冊を極めることがおすすめです。下記のポイントに沿って勉強してみてください。

登録販売者試験は、登録販売者試験は、厚生労働省による試験問題作成に関する手引きから出題されます。厚生労働省のHPから全文公開されており、その内容がそのまま問題として出題されので、手引きを元に作成された参考書を選ぶのがおすすめです。

下記の記事も参考にしてみてくださいね。勉強のやり方を解説しております。

②通信講座

なかなか時間が取れない、思うように勉強ができないという方は、通信講座を受けるのも手です。

登録販売者の勉強は、範囲が広く大変に感じる方も多いのではないでしょうか?

通信講座ですと、質問対応や学習進捗、講師に質問できるなど、さまざまなサポート体制がついています。自分の弱点克服に集中しやすいため、理解が難しい部分はじっくりと時間をかけて学習することも可能です。

独学に比べて費用はかかりますが、合格に近づきたいのであれば、通信講座も検討してみてはいかがでしょうか。

6. まとめ

登録販売者の資格は、取得しても意味ないということはありません。

資格取得には多くのメリットがあり、キャリアアップや将来性にも大きく影響します。

取得を検討する際は、自身の目標やライフスタイルに合わせて、メリットとデメリットを比較検討することが重要です。

この記事が、あなたの判断材料となることを願っています。

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