「子育て主婦だけど、登録販売者試験に3ヶ月の独学での勉強で合格できるって本当?」
「小さい子供がいるから登録販売者の学校に通いたいけど、無理そう。独学でも大丈夫かな?」
このような、疑問や悩みの声をよく耳にします。
結論から言うと、子育て主婦でも兼業主婦でも3ヶ月の独学での勉強で登録販売者試験に合格することは可能です。
ただし、時間が取れない子育て主婦が、登録販売者試験の独学で勉強するには、スキマ時間を有効に使い効率よく勉強しなければ合格は難しいでしょう。
登録販売者ではないがドラッグストアで働いているといった人なら、実践的に登録販売者のことについて勉強する機会があります。しかし、登録販売者に関わることない他業種での仕事や専業主婦の方は、まったく知識がない状態で勉強する分、ハードルが上がります。
「登録販売者に近い職業の方」や「勉強が好きな人」「勉強のために時間を割ける人」「薬理学系の勉強を大学」等でしたことがある人なら、3ヶ月の独学で合格することが可能です。
そうでない場合は、正直3ヶ月での独学合格は難しいかなと思います。ただし、半年~1年しっかりと効率よく勉強することで、知識がない子育て主婦でも合格することができますよ!
この記事では、登録販売者の知識ゼロの子育て主婦でも独学で、合格する方法や勉強の手順・おすすめのテキストについて解説していきます。
子育て主婦が登録販売者試験の独学での勉強でよくある悩みについても回答します。読み終わるころには、自分で勉強する方法や合格への道筋が分かるはず。
ぜひ参考にして登録販売者試験の合格へ近づいてくださいね!
1. ぶっちゃけ経験ゼロの子育て主婦でも登録販売者試験に独学で合格できる?
ぶっちゃけ、知識や経験ゼロの子育て主婦でも登録販売者試験に合格できます。冒頭でも述べた通り、知識が無い状態で「3ヶ月」といった短期間で合格することは難しいでしょう。
知識ゼロの子育て主婦が登録販売者試験に独学で合格するためには、以下のポイントが重要です。
- 半年~1年かけてしっかり勉強する
- 効率よく勉強する
- スキマ時間を有効活用する
- 過去問を解くのはマスト!5年分解こう
このポイントを押さえて勉強するだけで、登録販売者試験に独学合格へと近づきます。
各ポイントについて詳しく解説していきますね。
1-1. 半年~1年かけてしっかり勉強する
子育て主婦は、半年から1年の期間で合格するという目標を立てて勉強していきましょう。
とくに知識がない方の場合は、勉強量が多いと感じてしまい挫折してしまいます。他のネット記事で「3ヶ月で登録販売者試験を独学で合格した」と目にしますが、気にしないでください。
長い目で見てコツコツと勉強することで、必ず合格することが可能です。
その根拠は、2つあります。
- 登録販売者試験の合格率は40%~50%だということ
- 出題範囲が決まっていること
順番に確認していきましょう。
登録販売者試験の合格率は40%~50%だということ
登録販売者試験の合格率は40~50%です。
つまり、2人に1人は合格するということ。勉強のやり方や進め方さえ覚えておけば、誰でも合格することができます。
さらに、120問中正解率70%を取れば合格です。つまり「84問」合っていれば合格ということ。
各章に足切りラインがありますが、35%以上正解率があれば合格できます。
苦手な箇所があっても、他の箇所でカバーして合格することも可能。効率よく自分の得意なところで点数を稼げばいいんです。
まとまった時間が取れない子育て主婦でも、じっくりと半年~1年の時間を見て勉強していくことで、得意な箇所を伸ばし、苦手な箇所を克服することができるため、合格に近づくことが可能。
出題範囲が決まっていること
登録販売者試験の出題範囲は決まっています。
厚生労働省による試験問題作成に関する手引きから出題されます。厚生労働省のHPから全文公開されており、その内容がそのまま問題として出題されます。
出題範囲が広いです。逆に言うと、その「手引き」からしか問題は出題されません。つまり、「手引き」さえ網羅してしまえば、誰でも合格できるということ。
無料で公開されている手引きで勉強してもいいですが、かなり分かりにくいです。(丸暗記できるでもない限り無謀…笑)
子育て主婦が独学で勉強するのなら、試験問題作成に関する手引きに準じたテキストを選ぶのがおすすめです。テキストを読み込み、しっかりと勉強していきましょう。
子育て主婦におすすめのテキストは、後ほどご紹介します。
1-2. 効率よく勉強する
子育てや仕事、その他諸々で勉強する時間が取れない場合ってありますよね。とくに子供が小さいと中々勉強に割く時間が取れません。(私もそうでした。)
子育て主婦などまとまった時間がとれない人は、効率よく勉強するのがポイントです。
効率よく独学するコツは、2つ。
- 参考書(テキスト)にアンダーラインを引かない
- ノートを取らない
登録販売者試験の勉強を独学で行う人は、テキストと問題集をやることになると思います。この2点を守って勉強を進めていくことで、効率よく学習できますよ。
それでは、詳しく見ていきましょう。
参考書(テキスト)にアンダーラインを引かない
テキストにアンダーラインを引かないようにしましょう。アンダーラインを引くということは、重要な箇所に線を引くということですよね。
「テキストに載ってあることは、どれも重要だから線を引く意味はない」ということです。
これは、ロザンの宇治原さんも行っていた方法で、相方の菅さんの本にも書かれています。
「頭がいい宇治原さんだからできるのでは?」と考える人もいるかと思います。もっともな意見です。
ですが、勉強が苦手な人ほど避けるべきです。アンダーラインを引くと、こんな感じの参考書になってしまいます。
こちらをご覧ください。
後で読み返した時に、醜いですよね。さらに勉強した気になって身についていないということもあります。
線を引く
↓
勉強した気になる
↓
読みにくい
↓
勉強したのに身についていないから試験にパスできない
といった悪循環に。効率よく勉強したつもりになっていて、勉強できないルートになってしまうのです。
ではどうすれば、効率よく勉強できるのか?
重要な語句の背景を押さえながら読むこと
どうして、この語句は重要なのか?「頭に入れながら」「意味を考えながら」読んでいくことが重要だということです。
登録販売者試験では、試験問題作成に関する手引きと同じ文章で出題されます。
「正しいもの・間違っているもの」を選ぶ正誤問題では、試験問題作成に関する手引きの『テキストの地の文』のまま出されます。
登録販売者試験の勉強に重要なのは、語句ではなく『テキストの地の文』を覚えること。
ノートを取らない
「え?勉強といえば、ノートを取ることでしょ?何言ってんだこいつ」
もっともな意見です。
ですが、登録販売者試験の出題範囲が決まっているとはいえ、範囲は広いです。私が愛用していたテキストも2~3㎝ほど厚みがあります。
テキストを読んで、ノートを取るといった勉強方法では、勉強量が増えすぎて挫折に繋がっています。
わざわざノートに書かずに、読み込むようにしましょう。
普段、勉強する時は、テキストに直接書き込んだり、付箋を該当箇所に貼ってメモを残すといいですよ。
1-3. スキマ時間を有効活用する
何度も言っていますが、子育て主婦は時間が取れませんよね。自分の時間が取れないし、勉強ならなおさら。独学するのが難しいと感じます。(私も実際に時間を確保するのに苦労しました。)
そこで、おすすめなのがWEBサイトやアプリを用いてスキマ時間にちょこちょこ独学していくこと。
おすすめのWEBサイト
①過去問ドットコム
各章別やランダムで過去問に挑戦することができます。解説や付箋機能もあるため、見やすいのでおすすめです。
②過去問題集-登録販売者試験対策合格NAVI
解説はもちろん、ヒントの表示機能があるため、問題の解き方を理解することもできます。各都道府県の過去問もあります。
おすすめのアプリ
①登録販売者 過去問完全解説
登録販売者 過去問完全解説
ayaka hirano無料posted withアプリーチ
利用者が多いアプリです。私の時は、こんな便利なものがありませんでした。
全国の過去問を解けますし、解説付き。かなり使いやすいです。見やすいし、分野別の勉強も可能です。
android・iPhone各種いろんなアプリが出ています。自分に合うアプリやWEBサイトを見つけて、「仕事の休憩時間」や「子供が昼寝した隙に」効率よく独学してみてくださいね。
1-4. 過去問を解くのはマスト!5年分解こう
過去問を解くのはマストです!
効率よくアプリやWEBサイト、テキストを使用しても、それだけでは合格できません。
登録販売者試験は、出題範囲が決まっているため、出題される問題が良く似ています。
かならず、過去問を解きましょう。
最低でも3年分、できたら5年分解くのが良いです。
似たような問題が出題されるので、「あ!これ見たことある問題だ!」と解ける確率も上がります。
- じっくりと時間をかけて勉強する
- 効率よくスキマ時間を見つけて勉強する
- 出題範囲が決まっているため過去問をたくさん解く
2.知識ゼロの主婦は登録販売者試験の各章の順番にマスターすべき
何度も言いますが、知識ゼロの子育て主婦でも登録販売者試験に合格するには、効率よく独学しなければなりません。
登録販売者試験は、『120問中「84問以上」正解』且つ『各章35%以上の正答率』の条件を満たさなければなりません。
なので、効率よく独学で勉強するためには、以下のようにしていきましょう。
簡単な章で点数を稼ぎ、難しい章で足切りにならないように勉強する
一般的に登録販売者試験の難易度は、
1→5→4→2→3
もしくは
1→5→2→4→3
第1章・第5章が簡単で、第3章の医薬品が難しいです。
なので、
1→5→4→2→3
1→5→2→4→3
の順番にマスターしていきましょう。1・5章は満点を狙えます。範囲も狭く、過去問さえ網羅しておけば確実に20問中20問正答できますよ。
高校理科で生物が得意だった人は「第2章 人体の働きと医薬品」は復習みたいなものです。難しそうですが、比較的取っ掛かりやすいと思います。
ちなみに、私はこのような点数で合格しました。
ギリギリですが、合格は合格です。
独学で勉強する方法や手順が知りたい人は、こちらも読んでみてくださいね。
3.子育て主婦におすすめの登録販売者試験の独学テキスト2選
各章、簡単なものからマスターしていくべきということが分かりました。では、テキストはどれがいいのでしょうか?
「どれも同じじゃないの?」そんなことはありません。
子育て主婦におすすめの登録販売者試験のテキストの選び方は、この点が重要です。
- 効率よく覚えることができるテキストかどうか
- 図や表、映像などを利用し分かりやすくまとめられているか
- テキストで覚えたことを定着させるための確認問題があるのか
この3つの観点からテキストを探すと効率よく独学できます。
それに加えて、「試験問題作成に関する手引きに準拠」しているテキストを選ぶですね。
「準拠」と書かれているものは、手引きと全く同じ地の文で書かれています。(もちろん分かりやすくまとめられている)
つまり、
実際に試験に出てくる問題と同じ文章=正誤問題で間違っている箇所を抜き出しやすい
ということです。これを押さえて選んでいきましょう。
主婦におすすめのテキスト①ズルい!合格法 登録販売者試験対策 鷹の爪団直伝!!
知識ゼロの子育て主婦は、こちらの「ズル本」がおすすめです。
この画像をみて分かる通り、分かりやすいイラストが書かれているため、かなり分かりやすいのが特徴です。重要なポイントを絞って書かれているため、要領よく・効率よく勉強が可能。
ただし、試験問題作成に関する手引きを全部網羅している訳ではありません。その点をカバーしたのが、LINEコラボでの動画システムです。
テキストで「よくわからない専門用語」など補足説明がLINEの動画システムで確認できます。無料版だけでも十分。
ズル本だけでしっかりと知識を効率よくカバーすることができますよ。
- 知識がない主婦の方に
- 勉強が苦手な方に
出版社・出版年月 | 薬ゼミ情報教育センター(2021/3/1) |
---|---|
対応年度 | 2021年度 |
図や表の有無 | あり |
問題集 | オリジナル問題 |
解説の有無 | あり・LINE無料動画 |
主婦におすすめのテキスト②登録販売者 合格教本
(2024/11/18 16:55:16時点 楽天市場調べ-詳細)
2つ目におすすめなのは、こちら。
こちらは、「試験問題作成に関する手引きに準拠」しているテキストです。もちろん、図解や表付きで分かりやすく説明されているため、理解もしやすいのが特徴。
また「スマホ・パソコン」で過去問題が解けるアプリがあります。
その数「2040問」。
効率よくたっぷりと勉強することができます。
1つ目で紹介したテキストに比べて、文字が多めです。ですが、出題される地の文と同じ文章で書かれているため、最初から最後まで重宝するでしょう。
テキストを読み込んだその場で問題が解ける〇✖問題も付いているので、すぐに知識を定着させることができますよ。
- じっくり勉強して知識を定着させたい
- スキマ時間を有効にアプリ勉強したい
出版社・出版年月 | 技術評論社(2020/6/18) |
---|---|
対応年度 | 2020年・2021年度 |
図や表の有無 | あり |
問題集 | 過去問付・〇✖問題 |
解説の有無 | あり |
(2024/11/18 16:55:16時点 楽天市場調べ-詳細)
自分に合うテキストを探したい人は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
4.子育て主婦で登録販売者試験を独学で勉強する人のよくある悩みを解消
子育てしながら、専業主婦、もしくは働きながら登録販売者試験を独学で勉強していくには、さまざまな不安や悩みがあるでしょう。
実際に私もそうでした。
記事をご覧になっている全員のよくある悩みを100%解決できるとは言い切れませんが、よくある悩みについて回答していきます。
これから、登録販売者試験を独学で勉強する子育て主婦や働く皆さんのためになれば幸いです。
4-1.第3章の医薬品は受験者みんなが苦戦する!勉強が進まなくても気にしない!
第3章は、本当に難しいです。
もとからドラッグストアで働いていた私でさえ、チンプンカンプンでした。
それは、みんな一緒です。
あなたが難しいと感じている問題は、みんな難しいですし、あなたが解けないと感じている問題は、みんな解けません。
第3章の点数が低くても、足切りにならなずに合格さえしてしまえば、登録販売者として働けます。
知識は、現場の先輩たちに習いながら覚えていけばいいのです。
私もそうしました。
第3章がどうしても難しくて覚えられないのなら、以下のやり方を参考にしてみてください。
- 過去問に出題されたところだけ覚える
- 足切りにならない点数を頑張って目指し、他の項目で7割を目指す
私は、この方法で合格しました。
第3章が苦手なら、後回しにして他の章で8・9割~満点を取れるように勉強してみてください。第3章の勉強が無理な人でも、他の章は第3章に比べて難易度がかなり落ちます。
だまされたと思って試してみてくださいね!
4-2.子育て主婦だから時間が取れない
わかります。
子供が小さいママだと睡眠時間も取れないくらいですもんね。私もそうでした。
ですが、毎日勉強をしなければ、受かりません。
時間がない場合は、以下の通りに学習を進めていました。
- 子供が寝た隙に手引きを読む
- 仕事の休憩時間に過去問を解く
- レジに立っている間、暇な時間参考書を読む(←本当は良くない?!)
なんとか時間を見つけて、1日10分~1時間は登録販売者試験に関係する学習を行っていました。
私の時は、アプリなどの学習が無かったので、独学って本当に難しかったです。今は、幸いスマホアプリで学習できます。
4-3.試験に落ちた。独学じゃ受からない
私の職場にも6回受けて6回落ち、7回目で合格した主婦の人がいます。
登録販売者試験は、独学でも十分合格が狙える資格です。
諦めずに受験してみましょう。これだけだと、何のアドバイスにもなりません。ここだけの話をお教えしましょう。
実は、登録販売者試験は、都道府県によって難易度が違います。
理由は定かではありませんが、登録販売者における人口比率的なものらしいです。つまり、人口の多い都会で受験すると問題の難易度が簡単らしいとのこと。
私は、田舎の都道府県住みなので、簡単な試験だと噂される隣の県で受験し、受かりました。
難易度は過去問をチェックすればわかると思います。出題される問題と自分の相性のいい都道府県で受験してみるのも手です。
5. まとめ
登録販売者試験は、知識が無い子育て主婦でも合格することが可能です。
ただし、知識ゼロの場合は3ヶ月と短い期間ではなく、半年から1年と長期スパンで勉強するようにしましょう。
- 半年~1年かけてしっかり勉強する
- 効率よく勉強する
- スキマ時間を有効活用する
- 過去問を解くのはマスト!5年分解こう
出題される範囲は、広いですが試験問題作成に関する手引きから問題が出題されるため、決まった勉強だけすればOKです。
時間が取れない主婦は、効率よくアプリやWEBサイトなども活用しながら勉強していきましょう。
- じっくりと時間をかけて勉強する
- 効率よくスキマ時間を見つけて勉強する
- 出題範囲が決まっているため過去問をたくさん解く
効率よく勉強するには、以下のように学習していきましょう。
簡単な章で点数を稼ぎ、難しい章で足切りにならないように勉強する
1→5→4→2→3
1→5→2→4→3
この順番でマスターしていけば、取っ掛かりやすいですよ。
テキストは、以下の点に当てはまるものを選んでください。
- 効率よく覚えることができるテキストかどうか
- 図や表、映像などを利用し分かりやすくまとめられているか
- テキストで覚えたことを定着させるための確認問題があるのか
3つの項目を満たすテキストなら、子育て主婦でも効率よく勉強が可能です。
第3章が難しいのは、あなただけではありません。みんな難しい箇所です。なので、あきらめずに、毎日少しずつでもいいので勉強していきましょう。
合格を目指して頑張ってくださいね。
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